ジブンを知ろうとすることについて

昨年来てくれた浅川選手のチームを率いていた(今も率いている)シュタルフ悠紀監督がしていたコメントで、そうだよなと思ったことがあったので、今日はそれについてアップします。「メンタルの持ち方」という記事(https://jr-soccer.jp/2020/04/15/post121638/)

の続編「親子で考えたいサッカーとの関わり方」https://jr-soccer.jp/2020/04/16/post121654/ という記事です。

 

その中でシュタルフさんはこんなことを言っていました。

(シュタルフ悠紀監督)子どもの試合を撮影した映像があれば振り返る機会をつくるといいと思います。ただ映像を眺めるのではなくて、子ども自身が自分のプレーを分析する時間にしてあげます。子どもは自分のプレーの良いところや悪いところをノートに書き出してみる。そのときに“たまたま1回だけ”のプレーはカウントしません。凄く良いシュートが入ったとしても、反復性がないプレーは自分の良さではなく偶然だからです。撮り溜めた映像を何本も観ているうちに「この角度からのシュートはいいな」とか「こういう状況だと前を向けていない」などが見つかると思います。その後にプロの試合映像を観て、自分と同じポジションの選手の動き方や、自分があまりできていなかった状況をフォーカスしてみる。そういう映像の使い方をしてみるのはどうでしょう。

私は2点、「いいね!」と思いました。

1つ目、自分のプレーを映像で振り返る点

2つ目、「凄く良いシュートが入ったとしても、反復性がないプレーは自分の良さではなく偶然」という点。反復性(再現性)があるプレーの正確性を高めようという点。

 

メッシ、ファンダイク、サラー…スーパーな選手はたくさんいます。その選手たちのスーパーな映像も探せばいくらでも出てきます。そんなスーパーなプレーを見ることも絶対に無駄ではないけれど、大事なのは、自分のプレーの分析ではないかなと?

自分のプレー分析は、サッカーノートだったり、試合の映像だったりを使うことでできることだと思います。特に、第三者的な視点で自分のプレーを「映像」として見ることは、効果が高いと思います。映像を見返すことで、全力を尽くしていてもミスしたり、ガチでやっても負けたりするプレーから学べることや成長の気づきはたくさんあると思います。

そして、この「自己分析→気づき→課題設定→チャレンジ」というセットの取り組みこそ、最も成長につながる取り組みだろうと思います。

そのスタート地点となる自己分析には、自分のプレー映像を振り返るという行動が最も効率的だと思います。

 

成長しそうで、実はあんまり上手くいかないのは、①と②だと思います。

 

①やみくもに努力すること(その努力が何のためかわかっていない)

 例:とにかくキツい練習をやれば強くなると思い、走り込んだりすること

※走りは大事だけど、自分にとってどんな意味があって走っているのかが分かっていないと効果は薄いと思います。

 

②どうしたら上手くなるかと、簡単に人に答えを教えてもらおうとすること

※質問はいいと思います。自分で深く考えて、自分なりの考えを持った上で質問することは、意味があると思います。でも、自分で考えずに、簡単に答えを知ろうとすることは、長期的な成長を考えれば、やるべきことではないと思います。本質的な成長にはなりません。

 

自己分析をしっかりとする。まずはここからスタートをすることが大事なんじゃないかな?

リバプールやマンCやスーパープレーの動画もいいけど、過去の自分のプレーを恥ずかしいけど、振り返って見る。この作業が最も成長に繋がるんではないだろうか?映像は自分を客観的に見られて、新たな気づきが得られます。小学校、中学校の過去VTRを見て、自分のやるべきことを明確にしてみてください。

私のビデオカメラで、みんなが撮ってくれたものは、SDカードで貸せますので、必要なら言ってください。

 

では、日々、カッコいい自分をコツコツと作り上げてください。

カッコよくなって、グラウンドで会いましょう⚽️⚽️⚽️